乳腺が多い人の特徴は?乳がん検診での注意点も紹介!

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「乳腺が多い人は、がんにかかりやすいっていわれるけど本当?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。 乳腺にがんができることを「乳がん」といいます。

しかし、乳腺が多いからといって、乳がんになりやすいわけではありません。 乳腺が多いことが乳がんのリスクをあげるのではなく、検査方法によっては検査精度が落ちるため、乳がんを見つけにくくなってしまうのです。

日本人は欧米人に比べ、乳腺が多い傾向にあります。そのため、日本人女性はとくに、乳がん検診を正しく受けなければいけません。

そこでこの記事では、乳腺が多い人の特徴や乳がん検診での注意点などについて紹介します。乳腺が多い人でも、乳がんの早期発見・早期治療につながる検査方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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1.乳腺とは?

乳腺とは、女性の乳房にある組織で、母乳をつくる役割を持っています。 乳腺小葉と呼ばれる小さな泡状のものが集まって構成され、乳頭からわきの下まで広がっています。

母乳を分泌することが乳腺の役割です。そのため、妊娠中や授乳期になると、ホルモンの影響で乳腺が発達します。乳腺は男性にもありますが、基本的に発達しません。

つまり、乳腺は母乳をつくる重要な役割があり、女性にとって重要な器官なのです。 乳腺に異常があると、乳がんや乳腺炎などの病気につながります。

そのため、女性は乳腺の異常を早くみつけるために、自分の乳腺の状態についてしっかり把握することが大切です。

           
           

2.乳腺が多い人の特徴は?

乳腺の量には個人差があります。しかし、乳腺の量自体が健康に影響を及ぼすものではありません。

ただし、乳腺が多いことで乳がん検診の結果が左右されます。 そのため、乳腺が多いとはどのようなことなのか、女性は知っておくとよいでしょう。

ここでは、乳腺が多い人の特徴について詳しく解説します。

2-1.高濃度乳腺と呼ばれる

乳腺が多いことを「高濃度乳腺(デンスブレスト)」といいます。高濃度乳腺とは、乳房の中にある乳腺が密にあることです。 通常、乳腺は脂肪組織と一緒に存在しています。高濃度乳腺では、乳房内の乳腺の割合が多く、脂肪が少なくなります。

高濃度乳腺になる原因はさまざまで、遺伝性や年齢、ホルモンの影響などです。 とくに20代〜40歳代の女性に多くみられ、人によっては50歳代でも高濃度乳腺の人もいます。

高濃度乳腺であるかどうかは、マンモグラフィを受けることで分かります。 医療機関によって異なりますが、高濃度乳腺である場合、検査後にその結果が伝えられます。

2-2.マンモグラフィで全体が白く写る

マンモグラフィの検査では、乳房の状態が白黒で表されます。 レントゲン撮影の一種であるため、レントゲン画像と同じです。

レントゲンでは、骨が白く写ることは知っているでしょう。 乳腺も骨と同様に、マンモグラフィの画像で白く写ります。一方、脂肪は黒く写ります。つまり、乳腺が多い人は乳房の全体が白く写りやすいのです。

乳腺が多いとマンモグラフィで乳がんを見つける精度が低くなります。 そのため、乳腺が多いと言われたことがある人や高濃度乳腺と言われたことがある人は、検査前に申告することをおすすめします。

2-3.乳腺密度と胸の大きさの関係

胸が大きい人は乳腺が多いのではないかと考えている人も少なくないでしょう。 乳腺の密度と胸の大きさは、直接的な関係はありません。

乳腺密度とは、乳房内の乳腺と脂肪組織の割合を示します。 つまり、大きな胸を持つ人が必ずしも高い乳腺密度を持っているわけではなく、逆に小さな胸でも乳腺密度が高いことがあるのです。

乳腺密度と胸の大きさは、その人の体質や遺伝によって異なります。 そのため、乳がん検診のときには、乳腺密度によって検査精度が左右されますが、胸の大きさは関係ありません。

2-4.乳腺には4つのタイプがある

前述したように、乳腺の状態はマンモグラフィ検査を受けることで分かります。 高濃度乳腺の判定は、マンモグラフィ検査の画像を見た技師や医師が行います。

乳腺の状態を表すタイプは4つです。以下で乳腺の4つのタイプをそれぞれ紹介します。

「脂肪性」 「乳腺散在」 「不均一高濃度」 「極めて高濃度」

「脂肪性」とは、乳房のほとんどが脂肪組織の状態です。 乳腺に比べ、脂肪組織の割合が高くなっています。マンモグラフィの画像では、白っぽく写っている部分が少ないです。

「乳腺散在」とは、乳腺が乳房内に散在している状態です。 比較的、乳腺の密度が低いため、マンモグラフィで白っぽく写る部分が少なくなります。

「不均一高濃度」とは、乳腺が不均一に多い状態です。 マンモグラフィ画像では、全体的に不均一に乳腺が存在し、乳房全体が白っぽく写る部分が多いです。

「極めて高濃度」は、乳房のほとんどが乳腺で、マンモグラフィの画像が全体的に白っぽく写ります。 人間ドックやクリニックでマンモグラフィ検査を受けた場合、受診者が希望すれば、乳房タイプに関する情報を提供してもらえます。

3.乳腺が多くなる原因は?

乳腺はどうして多くなるのか疑問に思っている人もいるでしょう。

乳腺には、個人差がありますが、年齢も関係します。また、多くの日本人は乳腺が多い傾向にあります。 以下では、乳腺が大きくなる原因について紹介します。

3-1.50歳以下の日本人の80%ほどが乳腺が多い

日本人は、高濃度乳腺である人が多いです。50歳以下の日本人の80%が高濃度乳腺といわれています。 研究によれば、日本人女性が欧米女性に比べて高濃度乳腺であることは、遺伝的要因や食生活、生活習慣などが影響していると考えられています。

高濃度乳腺では、マンモグラフィ検査において影が見えづらくなるため、がんの発見が難しくなります。

乳がんの発見は定期的な検診が重要であるため、乳腺が多い傾向にある日本人女性は高濃度乳腺に対応した検査方法を選ぶことをおすすめします。

3-2.加齢とともに乳腺は減ってくる

加齢とともに、女性の体にはさまざまな変化が起こります。 乳腺は授乳を行うために必要な組織ですが、年齢が進むにつれて乳腺の量が減少します。乳腺の減少はおもにホルモンの変化によるものです。

とくに閉経を迎えると、エストロゲンの分泌が減り、乳腺が脂肪組織に置き換わっていきます。ただし、乳腺の減少には個人差があり、年齢が高くなっても高濃度乳腺といわれる人もいます。

そして、乳房の脂肪組織が少なくなることは、乳房の形や大きさにも影響を与え、乳房が柔らかくなります。

4.乳腺が多いことによる健康への影響

乳腺が多いこと自体は病気ではありません。

しかし、乳腺が多いことで、健康に影響を与える可能性があります。 乳腺が多いと言われた経験がある人はとくに、乳腺の量がどのように健康に影響するのか知っておきましょう。

4-1.乳がんは乳腺にできる

乳がんは、乳腺にできる悪性の腫瘍です。 乳がんは、細胞の異常な増殖によって発生し、異常に増殖した細胞が集まってがんを作り出します。がんは周囲の組織に広がったり、他の部位に転移します。

乳がんは早期に発見することで治療の効果を得られやすいですが、乳がんは初期には症状が現れにくいがんです。そのため、症状が出ないうちに乳がんを見つけることはとても重要です。

乳がんは女性に多いですが、男性にも発生することがあります。 男性は女性に比べ乳腺の量が少ないですが、乳がんになることは知っておきましょう。

4-2.がんが見つかりにくい

乳腺が多いと、がんが見つかりにくくなります。

マンモグラフィの画像では、がんは白く写ります。乳腺も白く写るため、画像上で乳腺にがんが隠れてしまいます。 乳腺が多い、つまり密度の高い乳腺はマンモグラフィの検査を行なっても、がんと乳腺の見分けがつきにくいのです。

そのため、せっかくマンモグラフィを受けても、がんが早期に見つかる可能性が低くなります。

すべての乳がん検診が、乳腺の密度による影響を受けるわけではありません。乳腺が多い人は、乳腺が多くてもがんを高精度で見つけられる検査を受けるようにしましょう。

4-3.乳がんになりやすい

乳腺が多いと、乳がんになりやすいと言われます。

乳腺が多いと乳がんになりやすい理由は、乳腺が多いほど細胞の増殖が活発であるためです。 乳腺はホルモンに影響を受けやすく、とくに女性ホルモンであるエストロゲンというホルモンが乳腺の発育を促します。

エストロゲンが過剰になると、細胞の異常増殖が起こりやすくなり、がんの発生リスクを高めるのです。 また、多くの乳腺があることで、がんが発生した際に周囲の正常組織に広がりやすくなります。 そのため、早期発見が難しくなることもあります。

乳腺が多いと、ホルモンや細胞の増殖に影響を与えてしまうので、乳がんのリスクが高まりやすいです。

           
           

5.乳がんを発見するための検査

乳がんは日本人女性の9人に1人がかかるがんです。 しかし、乳がんになったからといって、必ず命を脅かすものではありません。

乳がんができても、進行していない早期に見つけられると、完治できる可能性がとても大きいのです。 早期の乳がんを発見するためには、以下のような検査を受ける必要があります。

マンモグラフィ 超音波エコー MRI

自治体や職場の健康診断で検査を受けられるケースも多いでしょう。 しかし、自分で上記の検査を希望し、追加しなければ受けられないことを知っておきましょう。

5-1.マンモグラフィ

マンモグラフィは、一般的に乳がん検診としてすすめられている検査です。 専用の機器を使って、乳房のレントゲン写真を撮影します。マンモグラフィ検査では、目に見えない小さな腫瘍や異常を早期に発見できます。

とくに40歳以上の女性は、定期的なマンモグラフィを受けることが推奨されています。検査自体は数分で終わり、痛みを感じることもあります。 また、乳房を検査技師の前で露出するため、恥ずかしいと思う人も少なくありません。

さらに、微量ですが放射線を浴びるため、繰り返し検査を受けることでの身体への影響はあるともいわれます。

マンモグラフィは早期乳がんを発見するために重要な検査ですが、乳腺が多い人はがん発見の精度が低くなり、痛い・恥ずかしい思いがあることは、知っておいてください。

乳腺が多い人がマンモグラフィで乳がんを見つけにくい理由については、次章で詳しく解説します。

マンモグラフィ

5-2.超音波エコー

乳がん検診の超音波エコーは、乳腺の状態を調べる検査のひとつです。超音波を利用して、乳房のしこりや腫瘍の形や大きさを観察します。 超音波エコーは、マンモグラフィと併用されることが多いです。 検査は痛みが少なく、放射線を使用しません。ただし、乳房の石灰化を見つけることは難しい検査です。石灰化とは、乳房内にカルシウムが沈着したもので、乳がんの可能性も否定できません。 超音波エコーは乳腺の多い人でも検査精度に影響を与えませんが、超音波エコーだけでは乳がんを見落とす可能性があることは知っておきましょう。

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5-3.MRI

乳がん検診におけるMRIは、高精度に乳房の状態を把握できる検査です。 とくに乳腺が密な女性に対してすすめられ、他の検査方法では見逃されがちな小さな腫瘍を発見できます。 そして、MRIは痛みがなく、放射線を使用しないため安全です。

検査自体も20分程度で終わり、検査着を着たまま検査を行えます。 乳がんと診断された後のMRI検査では造影剤を使用することがありますが、乳がん検診では基本的にはありません。乳がん検診のMRIでは、恥ずかしさや痛みを感じないで乳がんを発見できます。

最近では痛みがなく、安心・安全な「無痛MRI乳がん検診」を受ける人が多くなっています。

「無痛MRI乳がん検診」については、以下の章で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

無痛乳がん検診

6.乳腺が多い人はマンモグラフィで乳がんを見つけにくい

乳がんの早期発見のため、一般的にすすめられるマンモグラフィ。 しかし、がんを発見する精度が高いといわれますが、すべての女性に対応できるわけではありません。

乳腺の量によって、検査の精度に差があるのです。 そのため、乳腺が多い人は、乳がんを見つけにくい可能性があります。

6-1.マンモグラフィ検査について

マンモグラフィは乳房の状態を知ることができ、乳がんを発見できる検査です。 マンモグラフィは撮影用の板で乳房を挟み、レントゲン撮影をします。

片方ずつ検査を行い、乳房を上下・左右、撮影します。 乳房を挟むため、痛みを感じる人は少なくありません。また、撮影時には乳房を露出するため、検査をする検査技師に乳房を見られます。

レントゲン撮影の検査であるため、微量ながら被ばくします。そのため、妊娠中や授乳中の人は基本的に検査できません。また、乳房を挟む検査であるため、豊胸手術をした人はインプラントを傷つける可能性があるため、検査を受けることが難しいです。

マンモグラフィの結果は、専門の医師によって画像診断が行われ、結果が知らされます。

6-2.乳腺はマンモグラフィで白く写る

マンモグラフィは乳房をレントゲン撮影し、乳がんの早期発見に役立つ検査です。 マンモグラフィ検査では、乳腺が白く写ります。乳腺が密度の高い組織は、放射線を吸収するためです。がんも同じ性質があるため、マンモグラフィでは放射線を吸収し、白く写ります。

一方、脂肪組織は放射線を通しやすく、黒く写ります。 つまり、乳腺もがんも白く写るため、乳腺が多い人はがんが見つけにくいのです。

白く写った乳腺をがんと間違え、偽陽性と診断されることも少なくありません。

6-3.マンモグラフィで異常を指摘されたら

マンモグラフィで異常がある場合、マンモグラフィの再検査や超音波エコー、MRI検査がすすめられます。 マンモグラフィで異常が指摘された場合、不安が大きくなるでしょう。

しかし、必ずしも悪性とは限りません。正常な乳腺ががんと見間違えられたり、乳房の挟み方が不十分でうまく撮影できていなかったりする可能性もあります。

まずは医師に相談し、必要な追加検査(超音波検査やMRIなど)を受けましょう。 マンモグラフィの検査結果が出たら、医師としっかり話し合い、今後の治療方針を決めることが大切です。

万が一、指摘された異常ががんであった場合、早めに治療を開始することが重要であるため、検査結果は放置しないようにしましょう。

マンモグラフィの検査で痛みや不快感を感じ、再度検査を受けることをためらう場合、マンモグラフィより高精度で痛みを伴わない乳がん検査もあります。再検査はできる限り早めに行うようにしましょう。

7.乳腺が多い人が乳がんを早期発見するための方法

乳腺が多い人はマンモグラフィでは乳がんを見つけにくいです。 では、どうすれば乳腺が多い人は早期の乳がんを見つけられるのか疑問を抱くでしょう。

ここでは、乳腺が多い人や若い人が乳がんを早期発見するための方法について紹介します。 将来、乳がんに悩まないように以下の方法を行っていきましょう。

7-1.セルフチェックを毎月行う

乳腺が多い人にとって、乳がんの早期発見はとくに重要です。 毎月1回、定期的にセルフチェックを行うようにしましょう。セルフチェックは、乳房の張りが落ち着いている、月経後の数日間がよいです。

鏡の前で両乳房の形やサイズの変化、しこりやくぼみ、皮膚の赤みやひきつれをチェックしてください。また、横になった姿勢でお手入れすることで、より詳しく感触を確かめられます。

乳房全体をくまなく触り、異常を感じた場合はすぐに専門医に相談してください。 定期的なセルフチェックは、乳がんを早期に発見するために重要です。

7-2.定期的に乳がん検診を受ける

乳がんを早期に発見するためには、定期的な乳がん検診を受けるようにしましょう。

一般的にすすめられる乳がん検診は、マンモグラフィや超音波検査、MRIです。ただし、乳腺が多い人は、マンモグラフィではがんを見落とす可能性があります。

そのため、乳腺が多い人や40代以下の方は、マンモグラフィ以外の検診を受けることがおすすめです。 乳がんを早期発見するためには、何よりも定期的に乳がん検診を受けることです。

増殖が速い乳がんであれば、短期間で進行することも少なくありません。そのため、自分の乳房にあった乳がん検診を選ぶようにしましょう。

           
           

8.乳腺が多い人に適した乳がん検診「無痛MRI乳がん検診」

乳腺が多い人にぜひおすすめしたい乳がん検診が、「無痛MRI乳がん検診」です。

他の乳がん検診と異なり、痛みや不快感がなく受けられます。  乳がん検診を受けることに抵抗がある人でも、安心して受けられる検査です。

無痛乳がん検診②

8-1.無痛MRI乳がん検診の方法

無痛MRI乳がん検診は、乳がんの早期発見に役立つ最新の検査方法です。無痛MRI乳がん検診では、磁気を使用し、痛みを伴うことなく乳房の内部を撮影します。

まず、検査を受ける人は、MRI専用のトンネル型の装置にうつ伏せになります。乳房の形にくり抜かれた台で胸は支えられます。

検診自体は30分程度で、触診やマンモグラフィだけでは見つけにくい小さな腫瘍を発見できます。医師による診断が行われ、数日後に結果が通知されます。

8-2.全国で受けられる検査

無痛MRI乳がん検診は、痛みを伴わない最新の乳がん検査です。これまでのマンモグラフィと比べて、苦痛が少なく、とくに乳房が敏感な方や乳腺が多い人におすすめです。

無痛MRI乳がん検診は、全国のさまざまな医療機関で受けられ、予約をすることで検査可能です。 麻酔なども使用しないため、普段の生活に支障をきたさず、手軽に受けられます。

早期発見が乳がんの治療において重要ですので、定期的に検診を受けていきましょう。

8-3.乳腺が多い日本人に適している

無痛MRI乳がん検診は、日本人女性にとくに適した検査方法として注目されています。 これまでのマンモグラフィに比べて痛みがなく、リラックスした状態で受けられるため、多くの女性にとって負担が少ないことが特徴です。

MRI技術は乳腺の詳しい画像を撮影できるため、ごく小さな腫瘍や異常を見逃しにくいです。 また、日本人は乳腺密度が高い傾向があり、マンモグラフィでは異常が見逃される可能性があります。

しかし、無痛MRI乳がん検診は乳腺密度によって乳がんを発見する精度に変わりはありません。無痛MRI乳がん検診は、多くの女性にとって早期発見につながる重要な検査なのです。

MRI撮影は乳がんの発見率が高い

8-4.痛い思いをしないで検査できる

無痛MRI乳がん検診は、乳がんの早期発見を目指す新しい検査法です。名前にもあるように、痛みを伴わないことが検査の特徴です。

マンモグラフィや超音波検査では、圧迫や痛みを感じることが多いです。しかし、MRI検診では痛みや不快感はありません。 安心して受けられる検査ですが、高性能な磁気を利用するため、乳房の状態を詳しく検査できます。

とくに、乳腺が密な方や若い女性におすすめな検査です。

無痛であるため、検査による精神的負担が少なく、気軽に受けやすいのが魅力です。

8-5.胸を見られないので恥ずかしくない

無痛MRI乳がん検診は、検査着やTシャツを着たまま受けられる検査です。 マンモグラフィでは胸部の露出が避けられず、恥ずかしさを感じる方も多いですが、無痛MRI乳がん検診ではその心配がありません。

この検査は、患者がトンネル状の機械に横たわり、胸を露出せずに行うため、プライバシーが保たれ、安心して受けられます。さらに、無痛のため、身体的なストレスもありません。

無痛MRI乳がん検診は、より多くの女性が気軽に検査を受けられます。自分の健康を守るために、ぜひこの検診をしていきましょう。

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8-6.被ばくのリスクを気にしないでよい

マンモグラフィはX線検査のため、微量ですが被ばくを伴います。

乳がん検診は定期的に受けるべき検査であるため、被ばくの心配をせずに何度でも安心して受けられる「無痛MRI乳がん検診」は、からだに優しい検査と言えます。

とくに気をつけてもらいたい人は、遺伝性乳癌卵巣癌症候群の方です。他の方より乳がんにかかりやすいと言われています。

遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の方は、遺伝子の特徴上、放射線の影響を考慮する必要があります。 特に若いうちからの頻繁な被ばくは避けた方が良いとされることもあります。

そのため、放射線を使わない「無痛MRI乳がん検診」を検診のベースにすることで、身体への負担を抑えつつ、定期的なチェックを継続することが可能です。 ※年齢や状態によってはマンモグラフィが必要な場合もあるため、主治医と相談しながら最適な検診プランを立てましょう。

乳がん検診は定期的に受けるべき検査であるため、被ばくの心配をしないで安心して検査できる「無痛MRI乳がん検診」をおすすめします。

8-7.高い精度で乳がんを見つけられる

無痛MRI乳がん検診は、マンモグラフィや超音波エコーなどの検査に比べて、高い精度で乳がんを検出できます。 とくに、乳腺が多い人や豊胸手術後の人は他の検査では、がんを見落とされる可能性が高いです。

無痛MRI乳がん検診であれば、マンモグラフィでは写りにくい脇の下や胸壁付近などの「死角」も鮮明に映し出すことが可能です。 特に「しこり」の発見に非常に優れた検査であり、高濃度乳房の方でも高い精度で診断できます。 (※微細な石灰化など、マンモグラフィが得意とする病変もあるため、医師と相談して使い分けることも大切です。)

早期発見が効果的な治療につながり、乳がんの生存率を向上させるため、この無痛MRI検診をぜひ検討してみてください。

8-8.乳房の手術後でも検査できる

無痛MRI乳がん検診の大きな特徴は、痛みを伴わず、リラックスした状態で受けられる点です。 とくに、乳房の手術を受けた後でも、傷口に負担をかけず、インプラントを傷つけずに検査できます。

マンモグラフィの場合、検査の板で乳房を挟むため、乳房内にインプラントがあると傷つける危険性があります。検査をしてもしっかり圧迫できていないと、検査精度は低くなってしまいます。

また、超音波エコーの場合でも、インプラントによって乳房の奥をしっかり検査しにくいため、検査精度が落ちます。 無痛MRI乳がん検診では、乳房を圧迫する必要がないため、豊胸手術などの乳房の術後でも、安心して高精度の検査が受けられます。

豊胸手術や乳房再建手術をしていても受けられる

9.乳がんは何よりも早期発見が大切!

乳がんによって、辛い思いをしたくないですよね。

乳がんになることを予防することは難しいです。しかし、乳がんになった場合でも、早期であれば完治を期待できます。

ここでは、乳がんの早期発見の重要性について、詳しく解説します。

9-1.乳がんは早めに見つけることで治る

乳がんは、早期に発見することで治療の成功率が高まる病気です。 定期的な乳がん検診やセルフチェックを行うことで、異常を早く見つけられます。

早期の段階であれば、腫瘍が小さく、転移もしていないことが多いです。そのため、治療の選択肢が広がり、手術や薬物療法で完治も見込めます。

しかし、乳がんは早期では症状が出にくいがんです。 進行すれば、乳頭からの滲出液やわきのリンパ節の腫大、痛みなど様々な症状が現れます。

そのため、症状がない段階で、乳がんを見つけることがとても重要です。

9-2.乳がんを放置すると命に関わる

乳がんを放置すると、病状が進行して治療が難しくなります。命に関わる危険性が高まります。 初期段階では多くの場合、さまざまな治療が可能です。

しかし、進行するにつれてがんが大きくなったり、他の臓器に転移します。他の臓器への転移により、治療の選択肢が狭まり、回復の可能性も低くなります。 進行した乳がんの症状としては、しこりや変形、皮膚の色の変化などがありますが、初期には無症状の場合も多いです。

そのため、定期的な検診が必要です。早期発見が命を救いますので、少しでも気になることがあれば、すぐに医療機関に相談しましょう。自分の健康を守るために、早めの行動が大切です。

9-3.若い人でも乳がんにかかる可能性がある

乳がんは一般的に中高年の女性に多い病気と思われがちですが、若い人にもリスクがあります。最近では、20代や30代の女性が乳がんと診断されるケースが増えています。

生活習慣や遺伝も乳がんの発生に影響を与えるため、年齢に関わらず定期的なセルフチェックや医療機関での検診を受けることが大切です。

とくに家族に乳がんの人がいる場合や、自身に異常を感じた場合は、早めに専門医の診察を受けましょう。若いからがんになることはないと考えずに、若いうちから乳がんのリスクはあることを知っておきましょう。

乳がんのリスクが高い人の特徴を以下にまとめます。

  • 血縁者に乳がん患者がいる
  • 経口避妊薬を使用している
  • 初経年齢が低い
  • 出産経験がない
  • 授乳経験がない
  • お酒を飲む
  • 運動が不足している
  • 糖尿病の既往がある など

9-4.若いうちから安全・安心な乳がん検診を受ける

若いうちから安心で安全な乳がん検診を受けるようにしましょう。

乳がんは早期発見が治療の成功率を大きく高める病気で、若い女性でも罹患する可能性があります。定期的な検診を受けることで、自分の体の状態を知り、異常があれば早めに対応できます。

また、検診は専門の医師によるチェックが行われるため、安心して受けられます。

自分の健康を守るために、20代や30代から検診を受ける習慣を持つようにしてください。乳がんに対する理解を深め、早期発見を心がけましょう。

           
           

10.まとめ

乳腺が多い人は、乳がんになりやすいのではないかと心配していませんか?

乳腺が多いこと自体が乳がんになりやすいのではありません。乳がん検診で乳がんを見落としやすくなるからです。 マンモグラフィでは、乳腺も乳がんも同じように白く写るため、がんを見分けられないことがあります。

早期乳がんを発見するためにすすめられるマンモグラフィですが、乳腺が多い人にとっては精度が高い検査とは言いがたいです。 乳腺の密度が高い人は日本人に多く見られます。乳腺が少なくなると言われる50歳以上でも、乳腺の密度が高い人は少なくありません。

そのため、乳腺密度が高い人は、マンモグラフィだけではなく、精度が高く、適した検査方法を選ぶようにしましょう。

無痛MRI乳がん検診は高精度に乳がんのリスクを早期に発見できるため、再発や新たながんの発見に非常に効果的です。検査時間も比較的短く、安心して受けることができるため、現在ではさまざまな医療機関で多くの女性が無痛MRI乳がん検診を受けています。

©︎乳がんラボ