乳がんにかかる確率は何人に1人?年代別の発症確率や予防策について解説
乳がんは決して珍しいがんではありません。乳がんで悩んでいる女性は多くいます。 「自分は乳がんになることはあるの?」と心配になりますよね。
この記事では、乳がんにかかる確率について紹介します。 予防策についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
また、新しい乳がん検診である「無痛MRI乳がん検診」についても紹介します。 痛い思いをせず、安心・安全に受けられる検査として注目されています。
目次
- 1. 増えてきている乳がんとは?
- 2. 年齢別に見る乳がん発症確率
- 3. 乳がんの発症リスクが高い人は?
- 4. 乳がんの主な症状は?
- 5. 乳がんを診断する方法は?
- 6. 乳がんでも治る確率をあげるには?
- 7. 乳がんを予防するには?
- 8. 乳がん発見の確率をあげられる「無痛MRI乳がん検診」
- 9. まとめ
1.増えてきている乳がんとは?
年々、罹患者数が増えてきている乳がん。今では日本人女性の9人に1人は、乳がんと診断されています。 がんと聞くと、「自分には関係ない」と思っていませんか?とくに乳がんは、身近ながんのひとつなのです。
しかし、なぜ乳がんは増えてきているのでしょうか。まず、乳がんについて詳しく知っておきましょう。
1-1.乳腺にできるがん
乳がんは、乳腺にできるがんのことです。乳腺の細胞が異常に増殖することで発生します。 乳腺とは、乳房の中で母乳を作る組織です。乳管と小葉と呼ばれる組織に分けられます。
乳房の多くが乳腺でできており、女性の体において非常に重要な役割を果たしています。 乳がんのほとんどが乳管にできるがんです。
乳管にできる乳がんを乳管がん、小葉にできる乳がんを小葉がんといいます。 乳がんができると細胞が腫瘍を形成します。そして、リンパや血液などによって他の組織へ転移します。
はじめに転移しやすい場所は腋のリンパ節です。その後は肺や脳、肝臓、骨など全身へ転移してしまうこともあります。
1-2.乳がんを発症する人が増え続けている
乳がんは女性がかかるがんの中で最も多いがんです。 現在では、年間に9万人以上の女性が乳がんになり、約1万6000人の方が命を落としています。
欧米に比べ、日本人女性の乳がんの割合は少ないです。しかし年々、乳がんになる人は増え続けています。 理由として考えられているのが、女性のライフスタイルの変化です。
乳がんは女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けやすいがんです。エストロゲンは若い年代では多く分泌され、妊娠や閉経すると分泌が減ります。
最近の女性は初潮が早いですが、閉経が遅い傾向にあります。つまり、エストロゲンの影響を受ける期間が長いのです。
また、出産しない女性や高齢での出産が増えてきている傾向があります。女性のライフスタイルの変化によって、エストロゲンの分泌が止まる期間が少なくなっています。
その結果、乳がんになる女性が増えてきています。
2.年齢別に見る乳がん発症確率
乳がんは年代によって発症する確率が異なります。
20代ではおよそ10%、30代は30%前後で、40代以上になると45%ほどの発症率です。その後は70代まで発症率はほとんど変わらないで推移します。
乳がんは若い人でも発症するがんです。 決して「がんは年齢が高くなってからかかる」と思わないようにしましょう。
2-1.20代・30代の乳がんリスク
20代や30代でも乳がんを発症することがあります。 20代や30代は、すべてのがんで発症率や死亡率が低い年代です。
ただし、低いというだけで、がんになりにくいというわけではありません。 乳がんは20代から少しずつ増えてきます。年齢が上がるほど増加率が上がっていきます。
家族歴や遺伝的要因などがある20代や30代の女性はとくに乳がんになりやすいです。 また、若い人ががんになると治療の効果が、年齢の高い人に比べ悪いともいわれます。
理由として、高齢者に比べがんの進行が早い、身体のことで気になることがあっても受診しないなどの理由があります。
そして、20代や30代の女性は、仕事や出産、育児などにより多忙であり、病院への受診を後回しにする人が少なくありません。また、身体に異常があっても、「若いからがんではない」とがんを疑わないことも多いでしょう。
20代や30代でも乳がんになるリスクがあります。そのため、若いうちから乳がん検診を受けることは大切です。
2-2.40代の乳がんリスク
40代の女性は、乳がんリスクが徐々に高まる年代です。40代では、ホルモンの変化や遺伝的要因が影響し、乳がんの発症リスクが増加します。
とくに、閉経に近づくことでエストロゲンの分泌が変化し、乳腺組織に影響を与えます。また、若い人でも家族に乳がんの患者がいる場合、遺伝的要因もリスクを高めます。
そのため、40代になると2年に1度の乳がん検診を受けることをすすめられるのです。
乳がん検診は職場の検診や自治体の検診、人間ドックなどで受けられます。希望することで受診できるため、40代になったら検診項目を追加し、乳がん検診を受診しましょう。
2-3.50代以上の乳がんリスク
日本人女性の乳がんは、40代後半から50代にかけて最も多く発症します。60代以降もその数は減少しません。発症率は、70代前半まで上昇する傾向があります。
最近では、閉経後の女性の中でも乳がんにかかる人が増えてきています。そのため、50代を過ぎたから、乳がんにならないだろうと思うのは辞めましょう。
50代以上の女性も、乳がんのリスクが高い年代であることは覚えておいてください。
3.乳がんの発症リスクが高い人は?
乳がんが発症するリスクは全員にあります。しかし、その中でもリスクが高い人がいます。
乳がんの発症リスクが高い人は以下のとおりです。
- 遺伝性がある人
- 生活習慣が乱れている人
- たくさん飲酒する人
- タバコを吸う人
- 初潮が早い
- 閉経が遅い人
自分に当てはまるものがあるでしょうか。それぞれの発症リスクについて説明します。
3-1.遺伝性がある人
血縁者に乳がんや卵巣がんの患者さんがいる場合、乳がんのリスクが高まります。乳がん患者の約1割ほどが遺伝性の乳がんです。
遺伝子の中に、BRCA1やBRCA2という遺伝子があります。そのどちらかに、変異があると乳がんが高いリスクで発症します。
BRCA1やBRCA2は、組織ががん化しないようにする遺伝子です。そのため、遺伝子が変異すると乳がんになりやすいのです。
また、BRCA1やBRCA2が変異すると、乳がんだけでなく卵巣がんにもなりやすいと報告されています。 遺伝子に変異があるからといって必ず乳がんになるわけではありませんが、リスクが高まることは確かです。
そのため、卵巣がんを患った方が家族にいる場合でも、乳がん検診を積極的に受けることが重要です。
3-2.生活習慣が乱れている人
生活習慣が乱れていると、乳がんのリスクが高まります。 例えば、不規則な食事や運動不足、睡眠不足などです。体の免疫力を低下させる原因です。
また、生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩すため、エストロゲンに影響される乳がんのリスクを増加させてしまいます。 生活習慣病である糖尿病も、乳がんのリスクを上げる原因であると分かってきています。
高インスリン血症や高血糖が原因です。 生活習慣が乱れることによって、さまざまな健康障害が引き起こされます。
乳がんも生活習慣の乱れによって引き起こされる病気のひとつであることを知っておきましょう。
3-3.肥満と飲酒が乳がんリスクを高める
肥満と飲酒は、乳がんのリスクを高める原因のひとつです。 肥満は体内のホルモンバランスを崩し、とくにエストロゲンの分泌が増加します。
飲酒もエストロゲンの分泌を増やす作用があります。毎日の飲酒や大量飲酒は注意が必要です。 乳がんのリスクを抑えるために、適切な体重を維持し、過度な飲酒を控えましょう。
3-4.初潮が早い・閉経が遅い人
初潮が早い人、閉経が遅い人は乳がんのリスクが高まるといわれます。 前述したように、女性ホルモンであるエストロゲンが乳がんに影響します。生理があっているときは、エストロゲンの分泌が繰り返されます。
つまり、初潮が早く、閉経が遅い人はエストロゲンの影響を受ける期間が長くなります。その結果、乳がんが発症しやすくなるのです。
初潮の平均は12歳前後です。早くに初潮が始まった人は、若い年代から乳がんのリスクを考えておくようにしましょう。
また、閉経の平均年齢は50歳です。閉経が遅い人は50代以上でも乳がんのリスクが高いことを知っておきましょう。
4.乳がんの主な症状は?

乳がんは初期段階では、自覚症状がほとんどありません。しかし、進行するにつれ以下のような症状が現れます。
- 乳房のしこり
- 痛みやつっぱり感がある
- 乳頭から分泌物が出る
- 乳房の形や大きさが変わる
- 石灰化がある
このような症状があると、乳がんが疑われます。 以下でそれぞれの症状について解説します。
万が一、乳がんを疑われる症状に気付いたり、乳房に違和感があるときは、すぐに医療機関を受診しましょう。
4-1.乳房のしこり
乳房を触ったときに、しこりがあると乳がんが疑われます。 乳がんのしこりは以下のようなものです。
- 硬い
- 表面がゴツゴツしている
- 痛みがない
- 柔らかい場所との境界が曖昧 など
乳房のしこりが全て悪性というわけではありません。およそ1〜2割ほどが悪性と診断されます。
乳がんによるしこりは硬く、形は不規則で、周りの組織との境界が曖昧だという特徴があります。痛みもないことがほとんどですが、人によって症状はさまざまです。
大きさにも個人差があり、少しずつ大きくなることもあります。普段から確認しておかないと、しこりは見つけにくいです。
ただし、乳がんの中にはしこりができにくい乳がんもあります。しこりがないからといって、乳がんがないと考えないようにしましょう。
4-2.痛みやつっぱり感がある
乳がんによる痛みやつっぱり感は、がんそのものによって引き起こされます。 乳がんの早期の段階ではしこりができます。
進行すると痛みやつっぱり感を感じることがあります。しこりが周りの組織を引っ張り、乳房のくぼみや乳頭の陥没を引き起こすからです。
また、痛みやつっぱり感は常に感じるのではなく、両手を上げた際に症状が出たりします。一時的な痛みやつっぱり感の場合、乳がんの症状てあると見逃す人も少なくありません。
乳がんで痛みを感じることはかなり少ないですが、症状のひとつであることは知っておきましょう。
4-3.乳頭から分泌物が出る
乳がんによって乳頭から分泌物が出てくることもあります。
乳頭からの分泌物は透明や茶色、血混じりなどです。乳がんが生成した分泌物が乳管を通り、乳頭から出てくるのです。
乳がんのひとつである「非浸潤性乳管がん」の場合は、しこりやつっぱり感などがなく、乳頭からの分泌物によって見つけられることがあります。
乳頭からの分泌物は、乳がんを発見する症状であることは知っておきましょう。 ただし、必ずしも乳がんというわけではありません。女性ホルモンの乱れや感染症などの場合もあります。
何かしらの異常がないと、乳頭から分泌物が出ることは考えにくいです。乳頭からの分泌物に気づいたら、放置せずにまずは医療機関を受診してください。
4-4.乳房の形や大きさが変わる
乳がんの進行によって、乳房の形や大きさが変わることがあります。乳がんが周りの組織に浸潤し、増殖するからです。
左右の乳房の形や大きさに変化がある場合は、乳がんの可能性があります。 また、乳がんは進行度によって治療を受けます。乳がんの治療は、手術や放射線治療、化学療法などです。
治療によっては、乳房の大きさや形が変わります。とくに手術では、がんを取り除くために乳房の一部を切除するため、見た目に明らかな変化が生じます。
また、治療によって乳腺や脂肪組織が減少することで、乳房が小さくなったり、形が不均一になることもあります。
4-5.石灰化がある
乳房に石灰化があると、乳がんが疑われます。 石灰化とは、乳房にカルシウムが沈着することです。石灰化は良性のものが多いですが、乳がんによる分泌物からも石灰化が生じます。
そのため、乳がん検診によって石灰化が見つけられると、乳がんを疑い、精密検査がすすめられます。 乳がんの中で石灰化が生じるのは2〜3割程度です。
すべての乳がんに石灰化がみられるわけではないですが、何らかの異常のサインなのかを判断する必要があります。 そのため、定期的な検査と医師の診断が重要です。
検査によっては石灰化を見つけにくいものがあります。乳がん検診を受ける際には、微細な石灰化も見つけられる検査を受けることで、より乳がんの発見率を上げられます。
5.乳がんを診断する方法は?

乳がんを診断するためには、いくつかの検査を行います。 一般的に乳がん検診で行われる検査は、マンモグラフィや超音波エコー、MRIです。
専門医による診察では、視診や触診が行われ、乳がんの診断がされます。 また、乳がんが疑われる場合は、細胞診が行われ、乳がんの詳しい診断がされます。
以下では、それぞれの検査について詳しく解説します。
5-1.視診と触診
乳がん検診では、視診と触診の2つの方法が使われます。 視診で確認するのは、以下のような点です。
- 乳房の大きさや形
- 引きつれ
- 腫れ
- 皮膚のただれ
- 乳頭からの分泌物 など
触診では、医師が乳房に直接触れて、しこりの有無を調べます。万が一しこりがある場合は、しこりの位置や大きさ、形、硬さなどを詳しく診ます。
他の検査項目の結果と、視診・触診の結果を合わせて乳がんの診断がされます。
5-2.マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房のレントゲン検査です。乳がんを見つけるための検査で、触診では見逃しやすい小さながんを見つけられます。
マンモグラフィでは、乳房を専用の板で挟み、できる限り薄く伸ばした状態で撮影します。撮影は片方ずつです。
乳房を挟むため、痛みや不快感を感じる人もいます。また、乳房を露出するため、恥ずかしいと考える人も少なくありません。
国では、乳がん検診としてマンモグラフィの定期的な受診をすすめています。ただし、マンモグラフィはわずかですが被ばくをする検査であるため、妊娠中や授乳中の人は検査ができないことがあります。
乳房内に乳房インプラントを挿入している人やペースメーカーを挿入している人なども受診が難しいです。 マンモグラフィを受けたい人は、自分が検査を受けられるか確認してみましょう。
5-3.超音波エコー
超音波エコーも乳がん検診のひとつです。 乳房内の病変の有無やしこりの性状、大きさなどを検査します。
超音波エコーでは、乳房に超音波プローブという専用の機器を当てて、超音波を使って乳房の状態を確認する検査です。検査は通常15〜30分ほどで終わります。
マンモグラフィでは見つけにくい乳腺の密度が高い女性は超音波エコーがすすめられます。しかし、石灰化は見つけにくく、見落とされる可能性があります。
そして、マンモグラフィと同様に、乳房インプラントが挿入されている人は検査が難しいです。インプラントによって、詳しく乳房の状態を検査できないからです。
5-4.MRI
乳がん検診のMRIは、乳房の内部を詳しく観察するための検査です。放射線を使わず、磁気を使って乳房内の状態を観察します。
MRI検査は、マンモグラフィや超音波検査では見えにくい小さい腫瘍や異常を見つけやすいです。微細な石灰化の発見も可能です。また、被ばくをしないため、誰でも安心して検査できます。
そして、乳腺密度が高い方や乳房インプラントを挿入中の人も、検査を受けることに問題ありません。痛みや恥ずかしさを伴わない検査であるため、定期的に受けやすい検査といえるでしょう。
最近では「無痛MRI乳がん検診」を受ける人も多く、高精度で乳がんを見つけられます。
5-5.細胞診
細胞診は乳がんの診断を確定するための検査です。 細胞診とは、細い針を乳房に刺し、疑わしい組織を一部採取して、性質を詳しく検査します。
マンモグラフィや超音波エコーでは良性か悪性かがはっきりしないしこりや、乳がんの疑いがあるときに行われる検査です。
検査後は結果が出るまで数日かかります。
6.乳がんでも治る確率をあげるには?
乳がんと診断された場合、治癒することができるか気になるでしょう。 乳がんと診断されても、命を落とすというわけではありません。治療がうまくいけば、将来への心配を減らせられるでしょう。
6-1.乳がんは5つのステージに分けられる
乳がんは、がんの進行度や広がりによって、5つのステージに分けられます。ステージは0から4までの分類です。 乳がんのステージ分類は以下のとおりです。
- ステージ0:しこりがなく、がん細胞が乳管内だけ
- ステージ1:小さな浸潤がん(2cm以下)で、がんが乳房内だけ
- ステージ2:1)5㎝以下のしこりはあるが、わき下リンパ節に転移がある
- ステージ2:2)5㎝以上のしこりはあるが、わき下リンパ節に転移がない
- ステージ3:わき下以外にリンパ節転移がある
- ステージ4:乳房以外の部位(骨、肝臓、肺など)
ステージ0は「非浸潤性」、つまりがんが乳腺にとどまっている状態です。がんの大きさや進行度によって、ステージが高くなります。
6-2.乳がんを早期に発見する
乳がんは早期に発見できると、治る確率が高くなります。
ステージ0では、5年・10年生存率がほぼ100%です。 ステージ1でも5年生存率は高く、98%以上です。
ステージが上がると徐々に生存率は低くなり、ステージ4では30%台まで下がります。 つまり、ステージが低い早期に乳がんを発見することで乳がんが治る確率が大幅に上がります。
乳がんの進行スピードには個人差がありますが、1〜2年に1度は乳がん検診を受けることで、早期乳がんを見つけられる可能性は高いです。 万が一、乳がんを発症していても治る確率を上げるために、定期的な乳がん検診を受けることが大切です。
6-3.乳がんは早めに治療をはじめる
乳がんが治る確率を上げるには、治療をすぐに始めることです。 乳がんは放置していると、徐々に進行していきます。
進行スピードは人それぞれですが、とくに若い人は進行のスピードが早いです。 そのため、乳がん検査でがんの疑いを指摘された場合、すぐに医療機関を受診することが重要です。
また、早期の段階で治療を始められると、治療の選択肢が広がり、治療期間も短くてすみます。つまり、治療による精神面や金銭面の負担も少なくてすむのです。
乳がんと診断されても、命をおびやかされることがないように、早めに治療をはじめるようにしましょう。
7.乳がんを予防するには?
日本人女性に増え続けている乳がん。早期発見、早期治療が予後に大きな影響を与えます。 でも、できる限り乳がんになりたくないですよね。
乳がんを完全に予防することはできませんが、リスクを抑えることはできます。 ここでは、乳がんを予防する方法について紹介します。
7-1.バランスのよい食生活と運動
乳がんを予防するためには、バランスの良い食生活と適度な運動をすることです。 肥満は乳がんのリスクを上げる要因だからです。
食生活では、野菜や果物、全粒穀物、良質なタンパク質を意識的に摂るようにしましょう。 上記の食品は抗酸化物質や食物繊維が豊富で、体の免疫力を高め、ホルモンバランスを整えてくれます。
そして、定期的な運動を行いましょう。運動は、ストレスの軽減や心とからだの健康促進にもつながります。
ホルモンバランスの乱れも防げます。 乳がんを予防するために、健康的な食事と運動を身につけていきましょう。
7-2.喫煙と過度な飲酒を控える
喫煙と過度な飲酒は、乳がんのリスクを高める要因です。 とくに喫煙は乳がんだけだなく、さまざまな健康障害を引き起こします。
また、アルコールはエストロゲンの作用を強くするため、飲み過ぎには注意です。 喫煙や過度な飲酒を控えることは、すぐにはじめられる乳がん予防です。
乳がんリスクをできる限り下げるために、喫煙や飲酒の習慣を見直しましょう。
7-3.セルフチェックを行う
セルフチェックは、乳がんの早期発見に非常に重要です。 月に1度、セルフチェックをすることがすすめられています。
実際に、乳がん検診ではなくセルフチェックでしこりを見つけ、早期に治療を始められた人は多くいます。 セルフチェックではしこりの有無だけだなく、乳頭からの分泌物や皮膚の変化、大きさや形などを確認します。
自宅で簡単にできる乳がんチェックです。 乳房の異常を発見するために、セルフチェックを定期的に行うようにしていきましょう。
7-4.定期的に乳がん検診を受けると早期発見できる
定期的に検診を受けることで、乳がんが早期の段階で見つかる可能性が高まります。 乳がんは早期に見つけ、すぐに治療することで完治も期待できます。
乳がん検診を受ける場合は、職場の検診や人間ドックで乳がん検診の項目を追加することで受診可能です。 検査によっては、痛い・恥ずかしい思いや被ばくのリスクを伴う検査があります。
そのため、定期的に乳がん検診を受けたいと考えていても、検査を受けることに悩んでいる人もいるでしょう。安心・安全な検査でなければ、定期的に受けることは難しいですよね。
検査に対する不安をなくし受けられるのが「無痛MRI乳がん検診」です。安心・安全に乳がん検診を受けられるので、初めて乳がん検診を受ける人にもおすすめです。
次章で「無痛MRI乳がん検診」について詳しく説明しているので、参考にしてください。
8.乳がん発見の確率をあげられる「無痛MRI乳がん検診」
乳がん検診を受けたい女性におすすめの検診が「無痛MRI乳がん検診」です。 マンモグラフィに比べ、乳がんを見つける確率が高い検査です。
乳がんのリスクが高い女性は、20代から乳がん検診がすすめられます。定期的に受けるべき検査であるため、精度が高く、痛みがなく受けられる「無痛MRI乳がん検診」がよいでしょう。
また、造影剤も使用しないので、喘息やアレルギー、腎機能障害のない人でも安心して受けられます。

8-1.高確率で乳がんを発見できる
無痛MRI乳がん検診は高い確率で乳がんを見つけられるマンモグラフィより、さらに高確率で乳がんを発見できる検査です。 マンモグラフィでは見逃されやすい小さな腫瘍も、MRIであれば高い精度で見つけられます。
特に日本人に多い「高濃度乳房(デンスブレスト)」の方においては、マンモグラフィよりもがんの発見率が高くなる傾向があります。 無痛MRI乳がん検診では、マンモグラフィと異なり、乳房の密度に影響を受けにくいからです。
8-2.検査による痛みに悩まなくていい
マンモグラフィ検査の痛みに悩んでいる人は少なくないでしょう。 マンモグラフィは、乳房を引き伸ばして板で挟むため、痛みや不快を感じやすい検査です。
とくに日本人女性の胸はしっかりしていて、他国に比べサイズも小さいため、しっかり引っ張らないとマンモグラフィ検査ができません。 一方、無痛MRI乳がん検診は全く痛みを感じない検査です。
無痛MRI乳がん検診では、乳房の場所に合わせた穴の空いた検査台にうつ伏せになり、撮影します。うつ伏せになったときにも乳房を圧迫しないので、痛みを感じずに検査できます。
乳がん検診は定期的に受けることが重要な検査です。無痛MRI乳がん検診であれば、痛いことを我慢せずに検査を受けられます。
8-3.露出しないから恥ずかしくない
検査を受けるときでも、乳房を露出することに抵抗感を持ちますよね。 マンモグラフィや超音波エコーは、検査技師の前で乳房を露出する必要があります。
どちらも、専用の機器を直接、乳房に接触させる必要があるため、服を着たまま検査できないのです。 無痛MRI乳がん検診では、服を着たまま検査を受けられます。
磁気を使用した検査であるため、服を着ていても検査に支障がありません。 また、自分で胸の位置も調整するため、検査技師が胸を触ることはないです。
露出しないでよい無痛MRI乳がん検診は「恥ずかしい」思いをしないで乳がん検診を受けられます。

8-4.磁気の検査で被ばくしない
MRIは放射線を使用しないため、検査を受けることで被曝の心配がありません。何度受けても被曝量は蓄積されないため、半年ごとや1年ごとに繰り返し検査を行うことが可能です。
乳がんの家族歴や遺伝性要因がある人は、20代からでも乳がん検診を定期的に受けることがすすめられます。 長い期間、乳がん検診を受けなければいけない人はとくに被ばくの心配をせずに受けられる無痛MRI乳がん検診がおすすめです。
8-5.日本人女性に適した検査
無痛MRI乳がん検診は、日本人の乳房にとくに適した検査方法です。 40歳以上の日本人女性の約4割が高濃度乳房であるといわれます。
高濃度乳房は乳腺の割合が多いため、マンモグラフィで乳房全体が白くうつります。そのため、白くうつる乳がんは見つけにくく、発見率が半減するという報告もあります。
一方、無痛MRI乳がん検診は乳腺の密度の影響をほとんど受けないため、高濃度乳房の方でも検査を問題なく受けられます。

9.まとめ
日本人女性の9人に1人は乳がんと診断されており、高い確率で乳がんにかかってしまいます。40代以上で発症率が急激に上がりますが、20代や30代女性も乳がんのリスクはあります。
また、女性のライフスタイルの変化により年々、発症率は増加傾向です。 遺伝性の乳がんを除き、生活習慣の見直しによって乳がんのリスクを抑えられます。
しかし、完全に予防できるものではありません。 そこで、予防と同様に重要なのは、乳がんを早期発見することです。
早期の乳がんであれば治る確率が大幅に上がります。そのため、乳がんを早期発見するために、定期的にセルフチェックを行い、乳がん検診を受けましょう。
乳がん検診を受ける場合は、乳がんの発見率が高く、安心・安全に受けられる検診を選ぶことがおすすめです。