マンモグラフィが痛いのはなぜ?痛くない乳がん検診はある?
「マンモグラフィは痛いから、乳がん検診を受けたくない」と思っている方はいらっしゃいませんか?
マンモグラフィは痛みを感じない方がおられる一方で、「泣くほど痛かった」「あの痛みは耐えられないから、二度と受けないという方もおられます。
乳がん検診のマンモグラフィは、そもそもなぜ痛いのでしょうか。
このページでは、マンモグラフィが痛い理由について解説します。さらにエコーやMRIなどの痛くない乳がん検診についても紹介しますので、興味がある方はぜひご覧ください。
マンモグラフィが痛い理由
マンモグラフィとは
マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影、すなわちレントゲンのことです。触診だけでは発見できない、乳腺内で硬さを伴う小さな 「しこり」や、カルシウムが乳腺の中に沈着した「石灰化」を見つけるのに役立ちます。
乳腺は女性ホルモンの影響を受けやすく、カルシウムを多く含む母乳を作り出す臓器です。したがって「しこり」や「石灰化」があること自体は珍しくなく、良性疾患の場合も少なくありません。
一方で「しこり」や「石灰化」は、乳がんが原因で発生する場合もあります。良性か悪性かを早期に診断するためにも、マンモグラフィでの検査が有効です。
このマンモグラフィは、そのままの乳房の状態で撮影をしても、正確な検査結果が得られません。乳房は、乳腺・脂肪・血管など、さまざまな組織で成り立っており、そのまま撮影すると組織が重なって写ってしまうからです。

そのため、マンモグラフィでは透明の板で乳房を挟み、なるべく薄い状態にしてから撮影を行います。薄くすることで組織の重なりが解消され、診断しやすいレントゲン撮影が可能です。
乳房を薄くすることはまた、無駄な放射線被ばくを防ぐことにもつながります。例えば、乳房を圧迫して1cm薄くすることで、放射線被ばくは半分になると言われています。

薄くするための圧迫の強さは、およそ120N(約12kg)程度と言われています。この圧迫力が、マンモグラフィで痛みを感じる要因です。
また乳がんは脇の下あたりに発症することも多いため、脇下の組織も圧迫板の中に引っ張り込んで撮影します。このことが、痛みにつながる場合も多いです。
マンモグラフィの痛みを軽減させる方法はある?
マンモグラフィの痛みをやわらげる方法はありますが、痛みをなくす方法はありません。
よくある質問
どこで受けられますか?
乳房インプラントが入っていますが受けられますか?
どのぐらいの時間が必要ですか? なにか準備は必要ですか?
どのぐらいがんが見つかるのですか?
生理や妊娠・授乳との関係はありますか?
被ばくはないでしょうか?
MRI乳がん検診はどうやってがんを見つけるのですか?
MRI乳がん検診はどのくらい(回数・頻度)受ければいいですか?
閉所恐怖なのですが大丈夫でしょうか?
MRI乳がん検診を受けることができない場合はありますか?
MRIはどんな音がしますか?
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