よくある質問(FAQ)

MRI乳がん検診に関する疑問や質問などにお答えしていきます。

 


Q1. どこで受けられますか?

提携している全国の病院で受けられます。以下のボタンをクリックして、場所をご確認ください。2019年9月現在は17病院で受けられます。


Q2. 乳房インプラントが入っていますが受けられますか? 

豊胸術や乳房再建術を受けてインプラントが挿入されている場合、画質が劣化する場合があるので、これまでは受診のご要望をお受けしてきませんでした。しかし、インプラントが入っている方は、他の検査(マンモグラフィや超音波)でも正確な診断ができず、困っていらっしゃいます。

そこで、本部では総合的に勘案し、すでに撮影された方々のデータを参考に検討し、ほぼ問題なく撮影できることがわかりましたので、提携病院のほとんどで受けていただけるようになりました。詳しくは以下のリンクを御覧ください。

アラガン社の乳房用インプラントにより、悪性リンパ腫を発生する場合が報告されましたが、乳がんの発見と同時に、インプラント周囲のトラブルも判断できますので、ご不安な方は受診をお勧めします。

造影剤を使用せず放射線を用いないので、造影剤の体内沈着や被曝を心配せず、何度でも安全に受けることができます。

詳しく知る


Q3. どのぐらいの時間が必要ですか? なにか準備は必要ですか?

検査時間は概ね10分余りです。受付→検査着に着替え(あるいはTシャツになる)→会計の全体を含めても、1時間余りですみます。

事前安静や、注射などは必要ありません。

ご用意いただくものは特にございません。検査着のまま受けられますので、洋服の指定もございません。仕事の間でも、お出かけの装いでも、スポーツカジュアルでも結構です。お食事の制限や、普段飲んでいる薬をやめる必要も一切ありません。普段通りで結構です。ただし、磁性体を身体に身につけることはできません。


Q4. どのぐらいがんが見つかるのですか?

  • 平均的なマンモグラフィのがん発見率は1000人あたり2.7人です(日本乳癌検診学会発表の2018年データ(受診者数253万人)

  • トモシンセシス(3Dマンモ)を行うと、1.5倍ほど多く見つけることができると言われています。

  • マンモグラフィに、よく訓練された技師による超音波検査を加えると、1.5倍ほど多く見つける事ができると言われています。

  • 無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)のがん発見率は、1000人あたり14.7人でした。直接比較はできませんが、上記のマンモグラフィの5倍以上に相当します。

  • 検査の正しさを示す指標のひとつである、陽性反応適中度も約3倍でした。

※ がん検診を行って低悪性度のがんが見つかった場合、それが生涯に渡りあまり増大しないものである場合があります。これに対して生検や手術を行うと、かえってその人にとって害になるという概念があります(過剰診断)。マンモグラフィにおいて最初に述べられた概念ですが、すべての検診にあてはまります。

※ ただし、いままで検診を受けてこなかった人がはじめて乳がん検診を受けたときのがん発見率は、2回め以降の人に比べて2倍以上も高いことが知られています。したがって、まったく検診を受けないことは大きなリスクでもあります。

ドゥイブス・サーチは放射線も造影剤も用いないので、マンモグラフィが推奨されない40歳未満の方も安心して受けていただけます。とくに家族歴のある方には受診をお勧めいたします。


Q5. ガイドラインで認められていないと聞きました

無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)で行っている検査は「非造影MRI」とも呼ばれます。

2015年のときのガイドラインでは、非造影MRIによる乳がん検診については、否定的な内容でした。

2015年〜2018年に、非造影MRIがかなり有用だとする論文が3編発表されました。

2018年にガイドラインが改定され、否定的な記述はなくなりました。

なおガイドラインで推奨はされていませんが、ガイドラインで推奨されるのは、「死亡率の減少が証明されたとき」です。つまり、いま検診を受けようとするみなさんの寿命の間には、はっきりと分かる術はないのです。

こういった不便を防ぐために、厚生労働省は「プロセス指標」というものを出しています。簡単に言うと、「もし検診をするならこの程度の能力があるべきだ」というものです。本検査は、1000名以上受診のデータで以下のようでした。

  • がん発見率は0.23%以上であること・・・無痛MRI乳がん検診はいまのところ1.5%程度 [厚労省プロセス指標の7倍の発見率]

  • 陽性適中率(要精査と診断したうちに本当にがんである可能性)は2.5%であること以上・・・無痛MRI乳がん検診はいまのところ15%程度 [厚労省プロセス指標の7倍の陽性適中率]


Q6. 生理や妊娠との関係はありますか?

生理前に乳房が張るような時期は、乳腺の水分が多くなり、がんの検出能が落ちます。

無痛MRI乳がん検診では、生理開始から3〜21日を推奨(最適は生理開始から5〜14日を推奨)しています。

4週目(次の生理の直前)でも、検査ができないほどではありません。しかしせっかくの受診の機会ですから、診断能を高くしたい場合は、上記の期間にお受けになることをお勧めします。

なお、閉経後の方はいつでも受診できます。

 

[授乳・妊娠との関連について]

授乳中は、乳腺が豊かになりますので、がんが見つかる効率は下がります。問診で妊娠・授乳の有無についてお伺いするのはこのためです。受診される場合は、診断能が通常より低いことをご承知ください。なお妊娠中のMRIは医師の診察が必要ですので、この検診ではお受け出来ません。ご了承ください。


Q7. 被ばくはないでしょうか?

ありません。MRI検査ですので、放射線被ばくはゼロです。ですから何度受けても累積被ばく*はゼロのままです。生涯のあいだに繰り返し受ける健康診断に、とくに向いている検査と言えます。

*累積被ばく(るいせきひばく;Radiation Cumulative Dose):今までに受けた放射線被ばく量を足し合わせたもの。

Q8. MRI乳がん検診はどうやってがんを見つけるのですか?

がんは、細胞がギュウギュウに密集している特徴があります。このため、がん組織のなかでは水の動き(拡散運動)が小さくなります。無痛MRI乳がん検査では、この密集(拡散の低下)を目印としてがんを拾い上げます。この撮影法を「拡散強調画像」といいます。そのなかでもドゥイブス法(DWIBS法)と呼ばれる方法を用います。得られる画像は、良く、PET検査(FDG-PET検査)とよく似ていると言われます。これはがん細胞がブドウ糖をよく消費することを目印としてがんを拾い上げます。ところが自然のブドウ糖は見えませんので、放射性同位元素をブドウ糖にくっつけたものを注射し、その集まりを映し出すのです。


Q9. MRI乳がん検診はどのくらい(回数・頻度)受ければいいですか?

原則的には2年に1度、できれば1年に1度受けるようにしましょう。乳がんの発生リスクが高いと考えられる人、例えばお母さんや姉妹が乳がんにかかった人は、1年に1度受診しましょう。国の検診では、放射線被ばくの影響をなるべく避けるために、40歳未満の方のマンモグラフィの受診は推奨していません。しかし本検査は、放射線と無関係なので、安心して繰り返し受けていただけます。

なお、この検査は、マンモグラフィやエコー(超音波)と比べ、大型検査機器を用いますのでどうしてもより高額(1.8〜3万円)になります。ですから毎年の繰り返しは難しいと思います。しかし、今まで検診を受けたことがない人の初回検診時における癌発見率は、2回め以降の人の2倍以上高いことが知られています。つまり、一度も受けないことは大きなリスクなのです。一度受けて乳房の状態を把握することは大変重要だと思われます。


Q10. 閉所恐怖なのですが大丈夫でしょうか?

狭いところに入ると緊張して汗がでたり、心臓がドキドキしたりする方がいらっしゃいます。しかし「トンネルの長さが身長よりも短いこと(120センチぐらい)」を検査時に説明すると、気が楽になる方も多いです。どうしても無理という場合は受けられません。


Q11. MRI乳がん検診を受けることができない場合はありますか?

はい、MRIは強力な磁石を用いますので、以下の方はできません。

  • 大きな入れ墨がある(入れ墨に鉄粉が含まれていて、やけどするため)

  • 補聴器をしている(外すことができればできます)

  • 胸部に金属が埋め込まれている(できる場合もありますので、ご相談ください)

  • 心臓ペースメーカーが埋め込まれている

 

また、当日は以下のことはお控えください。

  • スプレー型(緊急吹きかけ型)の白髪染め(鉄粉が飛散してMRI装置の精度を下げます。毛染めは大丈夫です)

  • カラコン、濃いマスカラ(鉄が含まれているものがあります)